ひろさんの貿易・通関 雑記録

貿易、物流、通関に携わる会社員の呟きです。 輸出入業者や貿易通関実務担当者へ、ビザスクやココナラでコンサルもしてます。  

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

通関士の仕事:その1

通関業法上に定義はありますが、あくまで現場視点で話をします。 もちろん一つだけでなく彼らの仕事は多岐に渡りますが……現場の管理者から見て新人通関士に期待するまず始めの仕事ですが…… 書類のチェック、整合性の確認は置いておいて「HSコードを振れる事…

HSコードについて

通関士の大切な仕事の一つに輸出入商品に対してHSコードを振る作業があります。 HSコードとは…… 商品の名称及び分類についての統一システム(Harmonized Commodity Description and Coding System)に関する国際条約(HS条約)」に基づいて定められたコード…

ナックス

ナックスとは 国際貿易における、通関及び輸入の際の関税の納付などを効率的に処理することを目的に構築された、税関官署、運輸業者、通関業者、倉庫業者、航空会社、船会社、船舶代理店、金融機関等の相互を繋ぐ電子的情報通信システムである。正式名称は、…

見落としがちな他法令

最近はあまり細かい案件依頼もないし、それなりに経験も積んでいるという事もあるのでしょう、他法令関係でどうにもならないトラブルというのは無くなりました。 ここで言うどうにもならない = 結果が滅却か積み戻しになるケースです。 どうしても承認、許…

許可までの時間

輸出入申告をしてから税関から許可をもらうまでの時間についての話です。 まず顧客側から通関書類(インボイス、パッキング、BL、資料等)を頂き、書類や商品の内容の確認をします。どのタイミングで書類を頂いても原則申告に入れるのは入港日以降です。納期が…

リフレッシュ

久しぶりに体育館に足を運びました。 一ヶ月ぶりですか…… 学生の頃からバレーボールをやっているのですが社会に出てもしばらくやっておりましたが年齢を重ねるにつれ……(^_^;) だんだんと動きも遅くなり飛べなくなりで……今はソフトバレーという生涯スポーツを…

AEO業者について

比較的新しい制度ですね。 といっても2005年に採択され、順次2007年に輸入者から制度が始まり、通関業者も2008年から開始、もう10年以上前のことになります。 開始当初はどんなものかと左右を伺う業者もあったかと思いますが(今もあると思います)、税関から…

コスト削減の考え方

色々と方法はあるのだと思います。 物流に携わっている我々業者側としては顧客に対しての1番のアピールの仕方でもあり、これが出来ない業者はなかなか顧客側から評価されないと思っています。 会社としても担当者ベースで考えても、取扱範囲(知識)が広ければ…

業者の選択

数ある業者(フォワーダー、通関業者等)から、どこを選ぼうかと悩む方もいらっしゃると思います。 一番影響力あるのは担当者のキャラクターかもしれませんね。もちろんファーストコンタクトが営業なのかラインスタッフなのかもありますしその方が自分の専属担…

通関士について

今、各企業の採用募集を見ていると通関士の引き合いは多数出ているようですね。 輸出入統計を見ても物量が増えているわけでもないのに通関士の需要が増えているのは…… やはり団塊の世代が前線からいなくなったからでしょうか…… または、このご時世(売り手市…

多品目食材の輸入

今手がけている案件です。 年末に向けて多品目の食材の輸入案件があります。色々と課題があり、一つづつクリアをしていきます。 貨物の特性により、運送形態の選択、保管場所の選定。通関においては輸入食品届出の準備、確認。輸入申告においてはHSコードの…

コンテナは誰のもの?

こう聞かれると「何をいまさら」感がありますが、状況次第では「え?」となる事があったりします。 我々現場にいる者は、「空コンテナの返却」については頭を悩ませています。 輸入コンテナの貨物を納品場所で降ろし、そのまま運送業者はコンテナヤードまで…

外国貨物とは?

輸出入が初めての顧客担当者にとっては、業者から「外国貨物」と言われても、「だから何?」「何か問題でも?」とピンとこない時があると思います。 関税法上ではいろいろと定義がありますが、簡単に言ってしまえば「通関前の貨物」、もっと突っ込めば「税金…