ひろさんの貿易・通関 雑記録

貿易、物流、通関に携わる会社員の呟きです。 輸出入業者や貿易通関実務担当者へ、ビザスクやココナラでコンサルもしてます。  

通関士について

今、各企業の採用募集を見ていると通関士の引き合いは多数出ているようですね。

 

輸出入統計を見ても物量が増えているわけでもないのに通関士の需要が増えているのは……

 

やはり団塊の世代が前線からいなくなったからでしょうか……

または、このご時世(売り手市場)なので通関士(広く物流)の仕事から転職される方も増えているのかもしれません。

 

通関士試験はご存知の通り難関です。ちょっと勉強したくらいでは受かりません。通関士の供給が足りないのは合格率が低いせい?

いやいや、ある方面で小耳に挟んだところでは合格者数は一定数毎年出しているというのがお役所の回答。ならなぜ……?合格者イコール全て通関士になるわけでは無いからかもしれませんね。中には商社勤務、すでに合格している方、もちろん税関職員もいらっしゃるようです。

 

いろいろと要因はありますが、引く手数多なのは間違いない。私の所も募集中であります(^_^;)

 

絶対通関士でなければならない、という事もありません。状況によっては実務経験者(従業員)の方が重要視される時もあります。その場合はペーパー通関士は敬遠されてしまう事もあり得ます。もっとも経験は時間をかければかなりの確率で積む事は出来ますが、試験は時間をかけても合格可能性が上がるわけではない……長期的に見れば、ペーパー通関士も貴重です。

 

違った視点で、試験に合格したからと言って即実務ができるようになるか?と言ったらそうでも無い。むしろ税関の研修に行った方が実務力は上がると個人的には感じています。

 

今考えているのは、そう言った即戦力が身につくような講座、講義をビジネス展開できないものかと、案を練っているところです。

 

そろそろ通関士試験日になりますね……受験生の方、頑張って下さい。