ひろさんの貿易・通関 雑記録

貿易、物流、通関に携わる会社員の呟きです。 輸出入業者や貿易通関実務担当者へ、ビザスクやココナラでコンサルもしてます。  

業者の選択

数ある業者(フォワーダー、通関業者等)から、どこを選ぼうかと悩む方もいらっしゃると思います。

 

一番影響力あるのは担当者のキャラクターかもしれませんね。もちろんファーストコンタクトが営業なのかラインスタッフなのかもありますしその方が自分の専属担当になるかもわかりません。

 

最終的には自分の専属担当が、レスポンス良く、よく気がつき、色んな事に提案をしてくれ、痒いところに手が届くような存在、こんなキャラクターを多かれ少なかれ望んでいるのではと思います。

 

2番目くらいの選択のポイントとしては、強み弱みでしょうか?それはその委託業者の会社全体の、という事です。これは軸が二つあって、取扱商品の軸と会社の背景の軸、です。

 

取扱商品に関してはピンとくる方もいらっしゃると思いますが、自社製品が例えば化学品であった場合、委託業者にその知識が無いと対応できませんね。諸々の関係で委託せざるを得ない場合、教育を施してやらないといけません。相当な労力です。自社製品が特殊な商品であれば(これが自分の事になると特殊かどうか判断もしにくい傾向がありますよね)、その取扱に慣れた、または特化している業者をリサーチして選択する方が良さそうです。

 

もう一つの軸は、委託業者の本業は……?という点です。私の所は通関(業者)ですが、本業(主たる売上)は倉庫業です。会社としてそういうノウハウがあり社員も研修等を経てそういうカラーに染まっています。これが本業がフォワーダーであった場合は背景も異なるので、アウトプット(提案、レスポンスの速さ)も異なってきます。

 

会社のHPでよく確認されるのが宜しいかと思います。

 

ただ経験則でお話させてもらうと最終的には専属担当の要素が一番大きいようには思います。優秀な専属担当はそもそも会社の背景の弱点を認識しておりそれを前向きに捉え提案してきます。自社で全てを賄おうとせず協力業者を巻き込んで提案する。決して「できません」だけの発言はしない。「こうすれば可能、こうであれば進められる」と難しい場合でも何とか条件をつけてできる提案をする、こういう専属担当に出会えたらラッキーだと思います。