ご無沙汰しております。
3月下旬からウィルス対策でバタバタしております。
テレワークの準備、全体の業務割振、調整。そして実行、検証……と、いつの間にか1ヶ月が過ぎてしまいました。
まだこの環境は1ヶ月は続きそうですね……業務の方もこれからは生産性が上がるように調整をしていきます。
今回は、自分の仕事に対する姿勢や考え方を話をします。
「仕事観」というカテゴリーも立てました。あまり通関実務や貿易実務と関係ないかもしれませんが、何かの参考になればと思います。
仕事は前向きに取り組みたいな、という話です。
身の回りで、例えば所内、全社内、同業者内、何でも良いのですが目が届く範囲の中で、仕事をしている中でマイナス発言をする方々がいらっしゃいます。
私もボヤきはたまにします。ただ度を過ぎるような、周りの空気を乱すような発言は控えるようにしています。そういう意味で常に冷静でいる事を心がけています。これを大事にしています。
マイナス発言があるという事は精神的に追い詰められている、ストレス過多、余裕が無くなっている、自分を振り返れない、いろんな状況が考えられます。
時効なので話をしてしまいますが、昔、ミスを起こしたある部下に対して厳しく注意をした直後に、その部下が輸入申告書類のミスを更に起こしてしまった事件がありました。
怒られてかなり舞い上がってしまった状態で作成をしてしまったらしく、こちらとしては気持ちが良くわかるので反省をし、以後、特に書類作成や申告業務の前後は、各々の時間を確保できるようルール決めをしました。
そういう状態に周りがさせてしまっていたら、それは改めないといけません。
ただ追い込まれている自分自身も、振り返る姿勢や前向きに気持ちを保つ努力なども必要だと思っています。
労働環境の枠で見たら、業務量が多い、残業が多い、人間関係が悪い(顧客や社内)等々……不平不満はあると思います。
私も実は若かりし頃の20代、現状不満から通関士試験を目指した経緯があります。
不満があっても、それらの解決や解消はなかなか難しいものがあります。
それらの解消方法を振り返ってみると、「強引にポジティブな考え方を言語化する」そして「それらを発言する or 行動する」を通してきた気がします。
よく顧客対応で愚痴をこぼす部下や同僚がいます。程々なら良いのですが(私もありますし)、度を越すと周りに悪い影響を及ぼす。それが繰り返されると「悪い文化」ができてしまう。
そうなる前に話をします。
「その顧客の対応の難しさはどれくらいのハードルの高さなのかな?
これから何十年もサラリーマンを続ければ、色んな顧客が目の前に出てくると思うが、それらと比べてどうなのだろう?
それらと比べて、その顧客対応の方がハードル低いと思うなら、君なら簡単に乗り越えられるだろう。
それらと比べて、その顧客対応の方がハードルが高いと思うなら、それを乗り越えてしまえば後の君の人生は苦労無しだよ」
他人から見れば超ポジティブ、楽観過ぎるかもしれません。ただ、自分もプレイングマネージャーでこういう難しい顧客対応のケースは出てきます。その都度、上に書いた事を自分に言い聞かせています。
顧客からの受注が山のようにきた場合。結果、残業も増えてきたらやはり不満、ストレスは出てきます。
昔、通関業務を立ち上げたばかりの時、自分も実務担当者で経験も浅かった時です。
社員も少数で、その中で大口案件が舞い込んできました。人員構成上、自分が全て対応せざるを得ない……果たしてこなせるのか……と一気に不安とストレスがマックスになりました。ただ、ふと売上/利益の数字を見るとそれなりの金額になる。今は立ち上げ時なので件数を取り込まないといけない。
しばらく考え混んでいた自分に対して、不安そうな視線を送っていた当時の上司に向けて、
「相当な件数ですけど、利益こんなに出ますね!」と意気込んで答えたら、「おう!」と笑ってくれたのを思い出します。
そうすると不思議な事に、なかなか手が出なかった書類作成も前向きに取り組める。結果、予想された残業も日増しに減っていく……。良い方向に転がって行きます。
あくまでポジティブに考える。それができない、ではなくて、考える。そして、発言、公表してしまう。そうすると周りの環境も変えられる事も出てくるかもしれません。
きっと自分の根底には、「どうせ仕事するなら楽しく」「仕事は死ぬまで続けないといけない。仕事が苦行なら人生そのものが苦行。そんな人生は否定する」。これらの気持ちが強い気がします。
少し前に読んだアドラーの心理学でしたか。「感情は選択する事ができる」ような事が書いてありました。仕事も同じで、楽しいか辛いかの選択はあくまで自分。絶対的につまらない仕事は存在しないものだと思っています。
気持ちを高めていくと、自分の周りには意識が高い人達が集まってくる、というのもここ10年くらいで勉強した事です。
やはり人生(仕事)は、楽しむか楽しまないかは自分次第。とつくづく感じます。
熱量が高い仲間の話はまた今度してみようと思います。