ひろさんの貿易・通関 雑記録

貿易、物流、通関に携わる会社員の呟きです。 輸出入業者や貿易通関実務担当者へ、ビザスクやココナラでコンサルもしてます。  

久しぶりの試験 : EPAビジネス実務検定

本日2月2日ですが、日本貿易実務検定協会のEPAビジネス実務検定試験を受けに行ってきました。

 

久しぶりの試験、何年ぶりでしょうか……一ヶ月弱でしたが勉強もしましたが、頭が固まっておりなかなか捗りませんでした(笑)。

 

振り返っての感想を話したいと思います。

 

・きっかけ

最近始めたTwitterで知りました。テーマ的に仕事に直結している事と、少し苦手分野だったので挑戦してみる気になりました。

この業界に入って実務にどっぷりハマってたのは5年前後しかなく、社内体制の変更もありマネジメントがキャリアの中では長くなりました。ちょうどEPAが始まって増えてきたのがその頃だったので、深く勉強もせず頭の中も整理できないままに手付かず状態……。

これは良い機会だと思いました。

またTwitterで繋がっている方々は皆さん向上心に溢れておりそれに刺激された所もあります。

 

・内容

試験終わって帰り道に色々と思いながら……どんな人達が受けているのか、どういう方が受けると良いのか、試験後の効果は?などなど…。

 

問題の内容としては原産地規則に始まり、貿易実務……というよりもっと現場に近い内容のものが多かったですね。国際物流、簡単な通関や納税に関しての知識等々……。一番のボリュームがあったのはもちろんEPAに関する実務関連です。

 

まず、年齢層は様々であり試験時間の中途退席の人数や様子を見ていると貿易の現場に携わっている方が多いような気がしました。何となくですが全く違った分野の方が、転職や就職に活かそうという方はそれ程多くは無いのかなぁと感じました。

試験内容的にも完全に貿易実務に携わっている現場の方向けです。通関業者、荷主の貿易担当の方、この辺りでしょうか?そういう方が受けるのであれば今回のC級は知識の整理という位置づけになるのかもしれませんね。今後B級が新設されるのでしょうがもっと内容は高度になりコンサルティングができるレベルになるのかもしれません。どのようなものになるか楽しみではあります。

私もそうでしたが、このEPA関連をしっかりと覚えていない方にはこの検定試験は最適と思います。またアウトプットができない方、例えば顧客に説明、提案がなかなかできない方、社内において部下や他部門にわかりやすく説明できない方、そのような方にも有効なように思います。

転職や就職に活用できるかという面ですが、これはその相手の企業の捉え方によるでしょうか。万能、ジョーカーのような手札にはならないかもしれません。ただ、客観的な「名札」にはなるでしょう。現場では全くの素人よりは用語や仕組みを知っている方が優位に立てるのは間違いありません。

 

最後になりますが、このような検定試験はどういう姿勢で受けるのか、で効果が全く変わると思います。

個人的には、会社の指示命令で受けるような場合は勉強も頭の中に入らないし終わってしまえば殆ど残らないと思っています。どちらかというと後ろ向きの理由ですね。

国家資格のようなもっとインパクトの強い資格であればまた違ってくるのでしょうが。

向上心、自分をもっと高めたい、このような動機を持った時に検定試験を受けるのが良いタイミングなのかなと思います。

 

貿易実務に携わっている方にはオススメの試験です。