ひろさんの貿易・通関 雑記録

貿易、物流、通関に携わる会社員の呟きです。 輸出入業者や貿易通関実務担当者へ、ビザスクやココナラでコンサルもしてます。  

通関士の確認届け

今年初めてのブログとなります。

 

去年はあまりブログを更新する事ができませんでした。

通関士試験に(2回目の合格を目指して)チャレンジしようと勉強に時間を使ったので、途中から「ブログ書いてるよりも試験勉強に時間を使った方がいいな!」という「模範的な受験生」のような気持ちになり(笑)、執筆が滞りました。

 

今年はブログ更新の回数を増やそうと思っています。

 

でも、頭の中のアップデートの継続は進めていこうと思っています。

 

 

さて、去年通関士試験を受けた社員がおりましたがこちらも見事合格を果たしました。

年末繁忙期にはなりましたが、通関士の確認届けの準備を同時に進め、税関受理後、年明け先日NACCSへの登録も終わり、晴れて通関士として申告できる状態になりました。

 

当社に入社して従業員登録してから通関士合格というキャリアで来た社員は久しぶりです。

 

ここ暫くは通関士中途採用の時期が長く、気持ち的な意味での「生え抜きの通関士」の誕生に感慨ひとしおでした。

 

以前は良く通関士登録された方に対して(初めての登録の方が対象と思いますが)、税関の(主席)監督官から直接に「通関士証票」と「ありがたいお言葉」を頂戴しに責任者と出頭していたのですが、コロナが理由なのかこのシキタリが無くなったようで証票は郵送で届けられました。

 

その監督官からの「お言葉」とは別に、責任者の自分からもいつも通関士となった社員には、席を改めてアドバイスをする様にしています。

 

 

殆どの通関士試験合格者は、既に過去において何らかの通関実務をこなしています。

輸出入申告書の作成だったり、OLTであったり、先輩の手ほどきを受けながらそれらを「仕事」としてこなしている訳です。

 

通関士試験に合格したからと言って、瞬時に経験値が大幅アップする訳ではなく、今まで能力が足りなくてできなかったものが、出来るようになる訳でもありません。

これは合格者本人が良くわかっている事です。

仕事上ではあまり変化はない。ただ直接自分で申告できるようになっただけの事……。

 

ですので、その「何も変わらない」状況で責任が急に重くなった通関実務を継続するのは危険だなと思っていて、気持ちの入れ替えというか引き締めが必要だと感じていました。

 

合格者を前に私が言う言葉は、

「今までは上司や会社の元で仕事をしていたかもしれないが、これからは国家資格である通関士を名乗って仕事をするんだよ」

通関士としてプライドを持って! 自分の名にかけて仕事をしてほしい!」

と伝えています。

 

独立した「士」として……仕事をする。

 

この心持ちは非常に大切だと思っています。

結果として通関士としてのパフォーマンスも上がるでしょうし、そうなれば社内の評価も上がります。

中には通関士に合格しても働き方(姿勢)が変わらない方もいるのかもしれませんが、環境を整える会社側(上司)と本人の志次第で、仕事の充実度は幾らでも上がるものだと自分は思っています。会社 < 本人の志、かな……  志次第で会社(環境)も変えられる可能性があります。

 

 

今年は物流業界は変革の年だ、と至る所で聞きます。当社トップの発言も同様です。

そのような中で個人的には新規ビジネスの企画を模索しており、二つ目の「社内起業」の具現化に向けて今年は走りたいと思います。