ひろさんの貿易・通関 雑記録

貿易、物流、通関に携わる会社員の呟きです。 輸出入業者や貿易通関実務担当者へ、ビザスクやココナラでコンサルもしてます。  

初めての輸入

新規で「輸入の事はよくわかりません」とか「今回初めてです」という顧客が、私の担当では少なくないです。

 

そういう顧客の対応こそ腕の見せ所というか、(工数はかかるが)仕事はやりやすい場合もあります。専門職ならではの強みも活かせる……

 

質問が多い項目というか、滞るポイントというのは案外共通していて、

 

ー 揃えるべき書類がわからない

ー 商品そのものを把握していない(のでこちらからの質問に答えられない)

ー BLに関わる問題

ー タームに関わる問題(=課税価格)

 

もっと細かく見れば他にもあるのですが、まずは上記がクリアされれば普通の商品であれば通関には入る事ができます。

 

それぞれの項目の説明は後日に譲るとして、内容をよく見ていくとそれほど難しいものでは無いのです。

 

それよりも顧客と始めに会話をして思うのは「初めてだからよくわからない」「英語がわからないから無理」という過度のストレスを感じてパニックになっているケースが多いようです。

 

書類を揃えたり、商品資料の把握、業者への提供等は落ち着いていれば問題無くできます。タームやBLについても貿易実務のほんのさわりの部分にすぎません。

 

まずは落ち着くこと。始めのうちは業者に何でも聞くこと。ろくに教えてもくれない業者は変えてしまいましょう。知識を蓄えて仕事をする業においては、知識の提供こそがサービスの最低ラインです。遠慮なく聞きましょう。そして2度目3度目と進むうちにその知識を自分のものにしてしまえば良いのです。

 

初めは誰でも初心者です。