ひろさんの貿易・通関 雑記録

貿易、物流、通関に携わる会社員の呟きです。 輸出入業者や貿易通関実務担当者へ、ビザスクやココナラでコンサルもしてます。  

分業制

どの業界でもそうですがこの物流業界でも分業制を敷いている企業とそうでない企業が存在します。

 

結果的には、分業制を敷いている企業は大手に多いように思います。分業制の対応する言葉をここではわかりやすいように一貫制と書きますが、中小企業は一貫制を選択する所が多い。

 

人的資源の問題もあると思いますし、売上、利益の追求の側面もあろうかと思います。

 

お客様側から見ればどちらが良いのでしょうか?なかなか一概に言い切る事は出来ません。

 

それぞれメリット、デメリットがあるのでそれらをよく吟味して選択する事になるのだと思いますが、逆にサービスを提供している側の働く人にとってはどちらが良いのでしょうか……?

 

ある著名なビジネス本では、椅子を作っている職人の例を挙げて話をしていましたね。デザインから加工まで全てを作っている職人と、完全分業制で椅子を作っている企業の、それぞれの製品の売上の話……またモチベーションの話……。結構現代でも的を射る話と思います。

 

サービスを提供する側としては、一貫制は個人の力に負う所が大きく、分業制は仕組み(設備等)に負う所が大きい。自らの委託業務はどちらを選択するのがベストなのか?定型業務が多いのかイレギュラーが多いのか?人手不足なので面倒見がいい所がいいのか、ミスなくスピード優先で進める所がいいのか……?

 

そんな視点で見て選択すると、業者と良好な関係を築けるような気もします。