ひろさんの貿易・通関 雑記録

貿易、物流、通関に携わる会社員の呟きです。 輸出入業者や貿易通関実務担当者へ、ビザスクやココナラでコンサルもしてます。  

貿易実務者って……

法人営業をしていて最近思うのは客先担当者の熟練度の低さが目立つように感じます。

(ごめんなさい10年前は私もそうでした(^_^;) )

 

もちろん一般論を言うまでの経験や見識を充分に備えている自分ではなく、あくまで自分が見えている狭い範囲で、と言うことなのですが……

所謂、専門性の高い(委託、下請けとも言う)業者に丸投げ、これが多い。大手もそうですが中堅中小企業の方々は何でもこなさなければいけない忙しさ、任せられるものは任せたい、というのは良くわかります。逆にそれをチャンスとして我々のような中小企業は積極的に営業していく、そういう良好な関係が成り立ちやすい面もあると思います。

 

少し残念なのは、客先担当のスキルが上がってきたなと感じた頃に異動または退職となってしまい、未経験者の後任配属となる事……

自分の部下への教育と同じく、客先担当の実務面の向上を見るのはとても嬉しく楽しいのですが、これからと言う時にいなくなるとガックリ……感じてしまいます。

 

よく貿易実務ってカテゴリーを聞きます。検定試験でもあるくらい。ざっくり言ってしまえばオフィスワークであり他の事務職とやる事自体は変わらないのですが専門知識、経験が必要という事。要は標準的なレベルまで持って行くのに時間がかかるという事です。その割には企業側としてはその部署に配属される社員への待遇や対応が、一般社員と変わらない所が多いようにも思います。そして、そこで頑張っている方々は一匹狼が多い(笑

その社員の性格の問題ではなく、それ以上の人員を避けないという企業側の費用の問題もあるとは思います。

 

結果的には、そういう方もスキルを積んで自信も持ち転職して行くケースも多いですね(^_^;)

ただ経験を活かしての転職なので同業他社だったりするので、業界内では自然と名前を覚えてもらえるようになり立ち位置の確立に繋がっていくようです。