少し落ち着いた感もあるかもしれませんが、やはりドライバー不足。宅配業者から始まり、今や全ての運送業者の共通の経営課題、いや、声を大きくして荷主に主張できる武器にもなりました。
理由を考えると、個人的には若者の車離れというよりは儲からない仕事になってしまった方に大きな原因があると思います。
私たちが20代の頃はキツイが儲かる仕事の一つでもありました。良くも悪くも数十年の間に運賃下落……障壁も少なく新規参入も多かったのでしょう、また荷主からの値下げ要求もあったかもしれません……
持論の一つですが、宅配や路線業者など人手がかかる運送(に限りませんが)業界は価格競争をしてはいけないと思っています。
宅配とはユーザーにとっては便利なもの。通販がこれだけ増えれば宅配も増える、ドライバーも必要、価格競争をすれば無理が出てくる、利益確保が難しい、充分な人数のドライバーも雇用できない……悪循環です。
価格競争をしなくても市場は充分にあります。価格以外の所で勝負ができないものか……なんて思います。
私の周りでは、配送拒否、なんて話が沢山あります。運賃が見合わない、採算が取れないと……とうとう物を運べないという状況になりました。
今ならまだ何とか物流も機能していますが、その内マヒしてもおかしくない状況が来るのでは……と危惧します。
荷主と共に物流自体の効率化を図る、ドライバー数を増やす施策を打ち出す等……早く手を打たないと……と思います。